過去の名馬
競馬の競走馬には引退した後も歴史に名を残して語り継がれる名馬がいます。
はたして名馬と評される馬はどれだけの実績を残したのでしょうか?
過去の名馬の実績と特徴をまとめました。
オルフェーブル
現役時代 | 2010-2013年 |
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戦歴 | 17戦10勝(国内)、4戦2勝(海外) |
獲得賞金 | 13億4408万4000円+215万9880ユーロ |
2010年代に活躍した名馬なので競馬ファンの方には記憶に新しい名馬です。
G1を7勝、獲得賞金ランキング歴代4位など戦歴も輝かしかったのですが、オルフェーブルは勝つ時に圧倒的な強さを見せつけたため、歴代最強馬と評されています。
競馬はただ勝つだけではなくレース内容が重要です。
強い勝ち方をすればファンの記憶に残りますし、次のレースを予想する材料にもなります。
オルフェーブルが活躍した海外の有名レース
ナリタブライアン
現役時代 | 1993-1996年 |
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戦歴 | 21戦12勝 |
獲得賞金 | 10億2691万6000円 |
ナリタブライアンは90年代最強の馬と呼ばれる名馬です。
そんなナリタブライアンはデビュー戦で負けて、3戦目の函館2歳S6着、5戦目のデイリー杯3歳Sで3着とデビュー当初はズバ抜けた存在ではありませんでした。
しかし、代名詞にもなったシャドーロールを付けて一気に覚醒し、その後は3歳クラシックで他を寄せ付けない走りで3冠達成。
さらにその年の有馬記念でも古馬に3馬身差を付ける快勝で3歳(現在でいう2歳)4冠を達成しました。
競馬はデビューから天性の才能で連勝街道を進む馬が名馬になるとは限らず、何かのキッカケで覚醒することがあります。
オグリキャップ
現役時代 | 1987-1990年 |
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戦歴 | 20戦12勝(中央)、12戦10勝(地方) |
獲得賞金 | 9億1251万2000円 |
ベテランの競馬ファンでは今でも歴代最高の名馬はオグリキャップだと口にする人が多く、人気の高さは歴代トップクラスです。
有馬記念3連覇をはじめG1を5勝した輝かしい実績を持っていますが、オグリキャップが人気を集めた要因は芦毛の白い馬体と地方出身のキャリアです。
血統の重要性が高くブラッドスポーツと呼ばれる競馬では、生産コストの低い地方競馬が中央競馬でここまで活躍するケースは珍しく、地方の星として人気になりました。
また、血統的に芦毛の馬が活躍するケースも珍しいなど、強い条件が少ない中で中央競馬のライバルを次々に蹴散らしていく姿で観衆に感動を与えたスターホースです。
ウオッカ
現役時代 | 2006-2010年 |
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戦歴 | 22戦10勝(国内)、4戦0勝(海外) |
獲得賞金 | 13億2621万円+2868万9800円(ドバイ) |
ウオッカは牝馬(メス)でありながら日本ダービーに出走して勝利するなど、牡馬(オス)を相手に輝かしい実績を残しました。
昨今は牝馬が牡馬混合レースで活躍することが増えていますが、当時は牝馬が牡馬より劣るデータが顕著に出ていた中で牝馬時代を切り開いたことが名馬と呼ばれるようになった理由です。
獲得賞金や実績だけで見れば2010年代に活躍したジェンティルドンナの方が上ですが、牝馬時代を切り開いた実績を高く評価されています。